犬が夜鳴きする理由って?年齢層別の対策方法!
公開日:2022/10/11 / 最終更新日:2024/04/02
犬の夜鳴きとは
犬の夜鳴きは、
その名のごとく
夜になると鳴く(泣く)ことを
いいます。
はじめは「クーンクーン」「ピーピー」
といった感じの鼻鳴きが多く、
段々鳴き方が強くなり、
鼻鳴きから「キャンキャン」「ワンワン」
といった吠えになることも
あります。
犬の夜鳴きには
理由があります。
夜鳴きが始まった時期や
年齢によって理由は異なり、
場合によっては
病気の可能性も考えられます。
犬が夜鳴きをする理由と対策
夜鳴きは犬の「年齢」「状況」
「そのときの気持ち」によって
対処が変わります。
病気の可能性もあるため
「夜鳴きする理由」を
一緒に考えていきましょう。
子犬が夜鳴きする理由
不安
子犬の夜鳴きは
「不安」が主な理由です。
慣れない環境で
静かになることで不安になり、
鼻鳴きをします。
大切なのは
夜鳴きが始まった後です。
心配になり
様子を見に行きたくなりますが、
そこはグッとこらえましょう。
様子を見に行くと
「鳴いたら飼い主さんが来てくれる」
ことを覚え、
夜鳴きが癖になります。
他の対策として、
犬は狭いところが落ち着くため、
部屋が見渡せないように
寝る前はケージを覆うように
大きなタオルを掛けておくのも
良いでしょう。
※最初は
ケージで寝ることに
慣れさせるために、
慣れるまでは飼い主さんが
ケージの隣で
寝るという方法もあります。
眠くない・眠れない
朝から夕方まで
たっぷり寝て
眠くなかったり、
運動や寝床の広さが
足りなかったりした場合も
夜鳴きをする場合があります。
続くようであれば、
お散歩の時間を長くとったり、
愛犬の寝床のスペースを
見直しましょう。
トイレに行きたい
トイレがない環境で、
トイレに行きたくて
夜鳴きしているケースもあります。
ケージ内に
トイレを用意することが
1番ですが、
ケージ内に用意できない場合は
寝る前に
しっかり排せつをさせるように
しましょう。
室温が適切ではない
暑すぎたり、寒すぎたり、
部屋の温度が
適切ではない可能性があります。
特に子犬は
体温調節が苦手のため、
暑さ・寒さ対策をしてあげましょう。
成犬が夜鳴きをする理由
環境の変化で不安
引っ越しや模様替え、旅行など、
最近身の回りで
環境に変化はありませんでしたか?
変化があった場合、
愛犬が安心して寝られるように、
近くで一緒に寝てあげたり、
飼い主さんの匂いが付いた
タオルなどをケージに
入れてあげましょう。
コミュニケーション不足
長時間1匹で
お留守番させていたり、
散歩の時間が短かったり、
飼い主さんと遊んだり
コミュニケーションを
取ったりする時間が
少なかったりする場合、
ストレスや寂しさから
夜鳴きする場合があります。
愛犬との時間を見直し、
少しでもストレスや
寂しさを感じないように
してあげましょう。
かまってもらいたい
犬は人間とは違い、
非言語コミュニケーションに
長けています。
例え叱るためだったとしても
「試しに夜鳴きしてみたら
飼い主さんが来てくれた」
という経験は、
意外とすぐに覚えます。
犬を叱るのは難しく、
犬にとっては
構ってもらえていると
勘違いさせることが多いでしょう。
「鳴いても反応しない」ことが
しつけのポイントです。
病気の可能性
ある日突然
夜鳴きをするようになった
という場合には、
病気を疑うことも大切です。
- 「日中ドッグランで遊んでいる時に関節を痛めた」
- 「元気がない」
- 「お腹を壊している」
など、夜鳴き以外に
いつもと様子が違うことがないか
確認しましょう。
老犬が夜鳴きをする理由
認知症
老犬の夜鳴きで
最も可能性が高いのが
「認知症」です。
認知症の場合
「クーン」という
寂しげな鳴き方ではなく、
激しく鳴くことが多いのも
特徴です。
飼い主さんが一緒に寝ると
落ち着くこともありますし、
ハウスやベッドの
形状や場所を少しあげるだけで
安心してくれたりもします。
日中にも
できる範囲で
運動させてあげて、
疲れさせてあげるのも
いいでしょう。
お腹がすいてたり、
喉が渇いてるということも
考えられます。
何を求めてるか
理解してあげられると
いいですね。
それでも難しい場合は
獣医師に相談し、
精神安定剤や
睡眠薬を導入することも
視野にいれる
必要もあります。
甘え・体の不調
- 「甘え」
- 「関節痛」
- 「体の不調」
なども考えられます。
健康面での
不調の心配もあるので、
獣医師への相談も必要です。
老犬になると
飼い主さんに甘える行動が増えたり、
介護が必要になったりするため、
別々の部屋ではなく
同じ部屋で寝るほうが
良いでしょう。
犬の夜鳴きで飼い主さんのノイローゼに注意
犬が夜中に鳴くことは
睡眠時間が削られるだけでなく、
なかなか鳴き止まない犬に
気疲れしたり、
イライラしたりと、
飼い主さんの精神的、
身体的不調につながる
恐れがあります。
犬のしつけは、
一朝一夕で
できるものではありません。
飼い主さんが
時間を掛けて
教えてあげるものです。
しかし、飼い主さんの
手に負えないケースもあるため、
1人で思いつめないで、
専門のドッグトレーナーや
獣医師に相談することが大切です。
まとめ
犬の夜鳴きは向き合い、
一人で悩まないことが大切です。
- 犬の年齢によって、夜鳴きする理由が違う
- 病気や怪我の場合もあるので注意が必要
きちんとしつけないと、近隣トラブルになったり
飼い主さんの心身の不調に繋がったりする可能性も
愛犬も飼い主さんも
心身共に健康に過ごせるよう、
自分1人だけで
抱え込まないことが大切です。
まずは愛犬の夜鳴きの理由を考え、
必要に応じて、
ドッグトレーナーや
獣医さんにも相談も
検討してみてください。
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