犬がドライフルーツを食べても大丈夫なの?
公開日:2021/10/12 / 最終更新日:2023/05/30
犬はドライフルーツを食べても大丈夫
ドライフルーツは
果物を天日干しにしたり、
砂糖漬けにしたりして乾燥させたもので、
犬が食べても大丈夫な食べ物です。
ただし、成分が凝縮されているため
糖分の過剰摂取になったり、
中毒成分によって
死に至ったりする可能性があります。
果物の種類や加工方法に注意が必要です。
ドライフルーツの与え方
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
犬が食べてはいけないドライフルーツ
犬が食べてはいけない
ドライフルーツは
- 「レーズン」
- 「イチジク」
- 「プルーン」
です。
レーズン(干しぶどう)
犬がぶどうを食べると
中毒症状により
急性腎不全を引き起こす
可能性があります。
ドライフルーツになった
レーズン(干しぶどう)は、
ぶどう1粒よりも
食べやすくなっているため、
1回の誤飲で摂取してしまう
中毒成分も多くなってしまいます。
実際、飼い主さんが
中毒成分であることを知らずに
レーズンパンを食べさせて
起きた死亡事故も報告されています。
実はぶどうのどのような成分が
中毒につながるのかは
現在も研究が進められている途中で、
詳しいことは分かっていません。
現在分かっていることは、
犬によっては
重度の中毒になること、
ぶどうの皮は
果肉よりも中毒の原因になるということです。
イチジク
イチジクには、
犬が食べると中毒症状を引き起こす
「フィシン」と「ソラレン」という
成分が含まれています。
フィシンはタンパク質分解酵素で、
イチジクの実や葉、
茎に含まれます。
人間にとっては
整腸作用を持ちますが、
犬にとっては
強すぎる働きをしてしまうのです。
犬がソラレンを摂取すると、
下痢や嘔吐といった
中毒症状を起こす場合があります。
食べた直後は異常が無くても、
症状が1~2時間後に
現れることもあります。
もし口にしてしまったことがわかったら、
すぐに動物病院に相談してください。
プルーン
プルーンはバラ科に属しますが、
リンゴや梅、
桃などのバラ科の植物の
未成熟の種には、
「アミグダリン」という成分が含まれています。
これは、青酸中毒の原因にもなる
恐ろしい成分です。
わずかな毒が
犬の体に影響する可能性はありますし、
それを除いても、
果肉に含まれる
豊富なカリウムが「高カリウム血症」
につながってしまうこともあります。
犬にプルーンを与えることは
やめておきましょう。
愛犬も喜ぶ犬用ドライフルーツ
犬用のドライフルーツでしたら
砂糖不使用で
飼い主さんもワンちゃんも安心ですね。
ただし、アレルギーを持っている
場合もありますので、
初めてあげる果物の場合は
少量から試すことをおすすめします。
キウイフルーツのドライフルーツ
桃のドライフルーツ
スナックパインのドライフルーツ
梨のドライフルーツ
フリーズドライ納豆
鶏ささみ堅焼きチップス 梨ミックス
鶏ささみ堅焼きチップス 桃ミックス
まとめ
- ドライフルーツには犬が「食べてもOK」なものと
「NGなもの」がある - 犬が食べてはいけないドライフルーツは
「レーズン」「イチジク」「プルーン」 - 中毒症状を引き起こし、最悪の場合死に至る
- 犬には犬用ドライフルーツをあげましょう
人間が普段食べている
ドライフルーツには
砂糖漬けになっているものもありますので、
犬にあげるときは注意してください。
また、犬が食べても大丈夫な果物であっても
アレルギーの心配がありますので、
初めてあげる際は少量からにしてください。
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