犬がティッシュを食べた!危険性と対策は?
公開日:2024/04/10 / 最終更新日:2024/04/10
犬がティッシュを食べてしまったら
水に溶ける
トイレットペーパーとは異なり、
ティッシュは
犬の胃の中で消化されません。
大型犬・中型犬であれば
体が大きいため、
便として
ティッシュが消化されずに
出てくる
可能性がありますが、
チワワやトイプードル、
ポメラニアンといった
小型犬の場合、
危険度が高まります。
ティッシュを食べた場合の危険性
上述したように、
誤飲した
ティッシュの量にもよりますが、
大量に誤飲した場合は
胃で消化されず
腸で詰まる危険性があり、
最悪の場合は
腸閉塞を
引き起こすこともあります。
少量であれば、
便と一緒に出てくることを
待つ手もありますが、
動物病院に
電話で相談したほうが
良いでしょう。
量に関わらず、
愛犬に嘔吐などの
異変を感じた場合は
早急に
動物病院で診てもらってください。
自宅で素人が
無理に吐き出させようとすると、
全部吐き出すことができずに
逆に愛犬を
危険な目に遭わせてしまう
可能性もあります。
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動物病院へ行くべき症状
腸閉塞の
初期症状としては
以下の症状が
見られることが多いため、
心当たりがある場合は
早急に
動物病院に行ってください。
どうしても
すぐに行けない場合は
動物病院に電話して
指示を仰ぎましょう。
- 嘔吐
- 食欲不振
- 呼吸が浅く早くなる
上記に関わらず、
大量に誤飲したことが
わかっている場合は
様子を見ずとも、
動物病院へ行ったほうが
良いでしょう。
また、
ティッシュを食べてから
1、2日ほど便が出ない場合は、
ティッシュが詰まっている
恐れがあります。
元気そうに見えても
「便秘かも」「なんだか食欲がない」
と異変に気づいたら、
動物病院に
連れて行ってあげてください。
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犬がティッシュを好きな理由
最初から
- 「ティッシュで遊ぶと面白い」
- 「ティッシュは美味しい」
と思っている犬はいません。
その子によって
理由は異なりますが、
主な理由は以下の通りです。
- 好奇心
- 食べ物だと思っている
- 退屈・不安・ストレス
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好奇心
子犬にとって
初めてのものは
興味津々です。
まず匂いを嗅いでみて
それが何か探ります。
目の前で
ふわふわと柔らかく動く
ティッシュを目にして
狩猟本能が
働くのかもしれません。
次から次へと
際限なく出てくる
ティッシュに夢中になり、
いつの間にか
散らかしてしまうのです。
そして
遊んでいる延長線上で
口に含んで
飲み込んでしまう
可能性があります。
食べ物だと勘違いしている
食べ物や飲み物を拭いた
使用済みティッシュなど、
いい匂いのするものは
犬にとって
お宝であり
ごはんの一つです。
その匂いにつられて
丸飲みする犬もいます。
もしくは
なんらかのタイミングで
ティッシュを口に入れてしまった際に
美味しいと感じ、
味をしめているのかもしれません。
そういった行動を
繰り返していると
ティッシュを食べ物と
誤認してしまうことがあります。
また、犬は
味覚の中でも甘味を
最も感じることができると
いわれており、
通常のティッシュより
甘みのある
ローションティッシュを好む子が
多いようです。
退屈・不安・ストレス
飼い主に
構ってもらえず退屈、
もしくは
長時間の留守番や
運動不足によって
不安やストレスを感じている犬が
ティッシュを使って
問題行動を起こすことが
あるようです。
退屈しのぎで
いたずらをし、
飼い主に構ってもらうことで
「ティッシュで遊べば構ってもらえる」
と思い、
ティッシュ遊びを
繰り返してしまいます。
これを放置していると
習慣化することがあります。
その際は
「反応しない(声をかけるだけでなく目も合わせない)」
「静かに片付ける」といった対応をすることで、
ティッシュ遊びの
対策になります。
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ティッシュを食べるのをやめさせるには
手の届かない場所へ
手っ取り早い
1番の解決策は
「犬の手が届かない場所に
ティッシュを置く」ことです。
ティッシュに限らず、
何か誤飲の可能性があるものは、
すべて
犬の手の届かない場所に
置いてください。
飼い主がそういった
心がけをすることによって
悲しい事故を減らすことができます。
ゴミ箱を漁って
ティッシュ等を食べる子には、
蓋付きのゴミ箱を用意して
対策をとりましょう。
ティッシュ遊びの原因が
不安やストレスからくるものだった場合、
次はカーテンや
他のものにエスカレートする
恐れがあるため、
早めに獣医師や
ドッグトレーナーなどの
専門家に相談しましょう。
しつけで直す
犬がティッシュを
口にくわえたときに
急いで取り上げようとしても
逆効果で、
犬は取られまいと
慌てて飲み込もうとします。
誤飲しそうなものを
犬の手が届かない場所に置くことが
1番の対策なので、
ティッシュ遊びの件で
わざわざ
しつけをする必要はありませんが、
日頃から
「ちょうだい(離せ)」という
しつけができていると、
万が一の
危険回避につながります。
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留守番中はケージに
飼い主の目の前で
犬がティッシュ遊びを
しようものなら
その場ですぐに対策がとれますが、
外出中の場合は
あとの祭りになります。
気づくのが遅く、
器官に詰まってしまうと
最悪の場合、
死に至ってしまう
恐れがあるため、
留守番をさせる際は
ケージに入れることによって
万が一の事態を
防ぐことができます。
万が一、
災害に遭った場合も
クレートトレーニングができていると
愛犬・飼い主にとっても、
犬を飼っていない人にとっても
良好な関係を
保つことができるでしょう。
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まとめ
- ティッシュは消化されず腸閉塞を引き起こす恐れがある
- 大量に食べてしまった場合はすぐに動物病院へ
- 犬の手が届かない場所にティッシュを置きましょう
- 万が一に備えて「ちょうだい」を覚えさせておくと◎
私たちの想像を超えるものに
興味を持つ犬。
愛犬が遊んでいる姿は
微笑ましいですが
「ほんの少し」が
命取りになることを
忘れてはいけません。
健康で楽しく過ごせるよう
環境を整えてあげましょう。
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