犬がアーモンドを食べても大丈夫?

公開日:2022/06/08 / 最終更新日:2023/05/29
犬にアーモンドはオススメしません
アーモンドは
タンパク質や脂質(オレイン酸)、
ビタミンE、カルシウム、鉄などを
含む栄養豊富な食材です。
犬が食べても問題ありません。
実際、好んで食べる子も
少なくないと思います。
しかし脂質が多く
肥満や膵炎のリスクがありますし、
小型犬の場合は
腸閉塞の心配もあります。
日常的でなければ
一粒与える程度は
問題ありませんが、
積極的に食べさせることは
オススメしません。

アーモンドの注意点
アレルギーの可能性
アレルギーは、
生まれつきの体質による
先天性アレルギーと、
長い期間同じ食材を食べることで
発症する可能性がある
後天性アレルギーがあります。
初めて食べる食材を与える際は、
少量からスタートしましょう。
以下の症状が見られた場合は、
アレルギーの可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
アーモンドを食べた際に
上記のような
症状が現れた場合は、
獣医師に相談しましょう。

肥満に注意
アーモンドには
脂質が多く含まれています。
太りにくく
体に良いと言われる
「不飽和脂肪酸」という
脂質ではありますが、
脂質が高いということは
カロリーも高いということ。
そのため、与え過ぎには
注意しなければいけません。
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。

消化不良を起こしやすい
アーモンドには
食物繊維も
豊富に含まれていますが、
犬の消化器官は
食物繊維の消化が苦手です。
そのため、アーモンドを
大量に食べてしまうと、
消化不良により下痢や
嘔吐などの症状を起こす
可能性があります。
またそのままのかたちで
与えてしまうと、
喉に詰まらせたり
腸閉塞を起こす
危険性もあります。
犬にアーモンドを与える際は、
細かく砕いてあげるようにしてください。

絶対に与えてはいけないアーモンド食品
アーモンドチョコレート
犬にとってチョコレートは
中毒性がある食べ物なので、
絶対にあげてはいけません。
中毒症状を起こすと、
下痢や嘔吐のほか、
症状が深刻になると
痙攣や昏睡などが見られ、
最悪の場合は死に至ります。

ビターアーモンド
私たちが
日本で普段食べている
アーモンドのほとんどは、
食用のスイートアーモンドです。
ビターアーモンドとは、
野生種か
それに近いアーモンドの木から
穫れるもので、
海外の市場で
売られていることがあります。
このビターアーモンドに含まれる
シアン化合物には毒性があり、
一定量摂取すると
人間であっても
非常に危険なものです。

味付けされたアーモンド
人間用に加工された
アーモンドには
添加物が含まれている
可能性があるほか、
塩や蜂蜜などで
味付けされている場合が
ほとんどです。
そのまま与えてしまうと
塩分や糖分を
摂り過ぎてしまうため、
味付けされていない
無添加のものを
与えるようにしてください。

まとめ
- 与え過ぎによる肥満に注意
- 細かく砕いてから与え、消化不良に注意する
- 味付けされていない無添加のものを与える
アーモンドは
少量なら犬が食べても大丈夫ですが、
積極的に与えるべき
食材ではありません。
もし与える際は
与え過ぎに注意し、
少量を細かく砕いてから
食べさせてあげてくださいね。

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