犬がわかめを食べても大丈夫?
公開日:2022/06/09 / 最終更新日:2023/11/07
犬はわかめを食べても大丈夫
わかめは食物繊維や
カリウム、カルシウム、ヨウ素、
βカロテン、ビタミンB2、
ビタミンCなどを豊富に含み、
犬が食べても大丈夫な食材です。
食物繊維
食物繊維は
摂取しても栄養にはなりませんが、
血糖値の上昇を抑えて
肥満を予防したり、
大腸を刺激して便秘を改善したり、
腸内細菌のエサになって
腸内環境を改善したりしてくれます。
ビタミンA(βカロテン)
皮膚や目の健康を保ち、
免疫力を正常に働かせる効果があります。
ナトリウムとカリウム
カリウムとナトリウムは
バランスをとりながら、
細胞を正常に保ったり、
血圧を調整したりして
体内の恒常性を保つ働きがあります。
ヨウ素(ヨード)
海にしか存在しない
ミネラルであるヨウ素は、
体の新陳代謝を調節する
甲状腺ホルモンの働きを促進します。
わかめの適切な与え方
犬にわかめを与える際は
よく煮て
細かく切ってから
与えましょう。
与えすぎは
下痢を引き起こす可能性があるため、
与える量は少量にし、
過剰摂取にならないよう
注意しましょう。
わかめとめかぶとの違い
「めかぶ」は実は
「わかめ」の根のような部分のことです。
全体的に見たときに、
葉に見える部位が「わかめ」、
茎に見える部分が「茎わかめ」、
根に見える部分が「めかぶ」なのです。
いずれの部分も
わかめ同様、
犬に与えても大丈夫ですが、
よく煮て
細かく切ってから与えましょう。
わかめを与える際の注意点
与え過ぎに注意
わかめを含む海産物は、
犬とって
消化に悪い食べ物のため、
与え過ぎは
消化不良を引き起こし、
下痢や嘔吐の原因になります。
味付きはNG
わかめ、めかぶともに
味のついた加工品は
塩分が多く含まれているため、
犬には
与えないようにしましょう。
塩分を過剰摂取すると、
腎臓に負担がかかります。
乾燥わかめに注意
乾燥わかめを
水で戻さないまま与えてしまうと、
与えたときは少量だったとしても
胃の中で
膨張する恐れがあります。
水分があれば何倍にも膨らむため、
乾燥わかめを与える際は
必ず水で戻してから
与えるようにしましょう。
アレルギーの可能性
食物アレルギーには、
生まれつきの体質による
先天性アレルギーと、
長い期間同じ食材を食べることで発症する
後天性アレルギーがあります。
アレルギーの場合、
以下の症状になる
可能性が挙げられます。
- 下痢
- 嘔吐
- 発熱
- 元気がない
- 皮膚のかゆみ
上記のような症状があれば、
すぐにかかりつけの
獣医師に相談しましょう。
まとめ
- よく煮て細かく切ったものを与えましょう
- 茎わかめ、めかぶも与えて大丈夫
- 味付きや乾燥わかめを与えるのはNG
- 与え過ぎに注意
食物繊維が豊富に含まれるわかめは
犬にとって健康的な食材です。
犬にわかめをあげる際は
細かく切って、
食べやすいようにして
あげましょう。
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