犬がふらつく!病気?考えられる原因は!

公開日:2024/07/30 / 最終更新日:2025/02/04
犬のふらつきが起こる原因や病気
脳神経に関連した病気
「椎間板ヘルニア」が
可能性としては挙げられます。
歩行ができているのであれば
良いのですが、
麻痺状態の場合は
重症化しています。
その他、
加齢に伴う
「変形性脊椎症」「脳脊髄の腫瘍」や
「外耳炎」もしくは
「原因不明の末梢性前庭障害」、
チワワなどの
頭が少し大きい犬種に起こりやすい
「水頭症」、
外傷による
「脊髄損傷」などが考えられます。
関連記事
犬の水頭症!症状や見分け方って?

筋・骨格系の病気
主に大型犬であれば
「股関節形成不全」、
小型犬であれば
「膝蓋骨脱臼(パテラ)」、
事故などによる
「骨折」などがあります。
一時的にふらつくけど
すぐに治る場合は、
軽度の
パテラの可能性が高いです。
関連記事
犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)症状・治療法・かかりやすい犬種って?
代謝性疾患などの病気
「甲状腺機能低下症」「糖尿病」「低カルシウム血症」や
その他、
「貧血」「低血圧」「重症筋無力症」など
多岐にわたります。
関連記事
犬の甲状腺機能低下症!症状や、かかりやすい犬種って?
関連記事
犬の貧血!原因や、症状、予後は?
関連記事
犬の低血糖!症状や対処法って?

全身性の症状
その他、
原因に関わらず、
食欲不振や嘔吐・下痢などにより、
全身性の
体調不良を引き起こすことで
ふらつく場合もあります。
犬が吐く!原因や対処法って?

部位別に考えられる犬のふらつきの原因
より細かく、
ふらつく部位を絞って
考えられる原因を述べていきます。
腰や体がふらついている場合
腰や体がふらつき
麻痺などを伴う場合に多いのは
「椎間板ヘルニア」です。
程度により
症状の出方はさまざまですが、
脊髄の圧迫がより
重度になるほど
ふらつきや麻痺の様子がひどくなる
傾向にあります。
また
排便や排尿が
自力でできなくなることもあります。

大型犬が気をつけたい「モンローウォーク」
大型犬では
飼い主さんが
ふらついていると認識してしまう
歩き方が、
いわゆる「モンローウォーク」と呼ばれるような
お尻を左右に振りながら
歩いていることをさしている場合もあります。
これは
大型犬に起こる
「股関節形成不全」という病気に
特徴的な症状のひとつです。
椎間板ヘルニアとは違い、
麻痺を起こして
ふらついているのではなく
股関節に痛みが生じるため
かばうように歩くことで
左右に腰を振るような
歩き方になります。
前足や後ろ足だけふらついている・立てない場合
筋骨格・神経・脊椎の問題など、
さまざまな原因が
考えられます。
傾いてふらつき
立てないという場合は
重症化していることを示しているので、
早急に
動物病院での検査をおすすめします。
嘔吐や震えを伴っている
ふらつきながら、
震えたり
よだれを垂らして
嘔吐を伴っている場合は
「中毒」が考えられます。
直前に
犬が食べてはいけないものである
玉ねぎやチョコレートなどを
誤飲していないか
確認してみてください。
可能性がある場合は
早急に
動物病院での検査をおすすめします。
関連記事
犬が吐く!原因や対処法って?
関連記事
犬は玉ねぎを食べちゃダメ!
関連記事
犬はチョコレートを食べちゃダメ!

眼振・よだれを伴っている
「脳の病気」か
「前庭疾患(平衡感覚を司る神経に異常が出る病症)」
「中毒」のいずれかが疑われます。
犬自身に自覚がなく、
眼振やよだれが出ている場合は
病気が進んでいる可能性があります。
関連記事
犬の前庭疾患!症状や治療法って?

犬のふらつきの対処法・応急処置
ふらつきを確認した際は、
まず
「外傷がないか」「触って痛がるところはないか」
「ふらつく以外の症状はないか」などの他に
以下の点がないかを
観察してください。
- 足を引きずって歩く
- 眼振がある
- 首を片方に傾けている
- 旋回(一方向にぐるぐる歩く)する
上記の様子が
伴っている場合は
脳や神経に関連した
病気の可能性があります。
特に
麻痺が起こっている場合は
早期の治療が
必要になることもありますので
早めに
動物病院を受診しましょう。
関連記事
犬の眼振!症状や対処法って?
筋肉や関節の病気は様子を見て病院へ
上記のような症状がなく
足を持ち上げたり、
正常に歩けず、
足を引きずるなどが見られる場合には
筋肉や関節などの
病気の可能性があります。
少し安静にし、
様子を観察してあげてください。
夜であれば
一日休ませてからでも
良いでしょう。
明らかな骨折がないようであれば様子をみる
骨折ではないようであれば、
一日安静にすることで
改善することもあります。
様子を見て、
それでも治らなければ
病院へ行きましょう。

まとめ
犬がふらつきだした時期などが大事!
ふらつく原因は多岐にわたるため、
- 「いつからふらつくようになったのか」
- 「食欲に変化はないか」
- 「嘔吐はないか」
- 「排便排尿はできているか」
- 「飲水量は増えていないか」
などを
しっかり観察しておきましょう。
一見ふらつくことと
関係ないと思われることも
診断の手掛かりとなることがありますので、
少しでも
気になる症状がみられる場合は
病院に行きましょう。
また、
ふらついて転倒した時に
ケガをしてしまわないよう、
ケージやサークルに入れたり、
クッションなどで
ガードしてあげると
二次的なケガを防ぐことができます。
ケアをしながら
動物病院で
検査してもらいましょう。

スポンサーリンク



「ドッグマッサージ」カテゴリーの関連記事
「犬がぐったり」カテゴリーの関連記事
「犬がくるくる回る」カテゴリーの関連記事
「犬がふらつく」カテゴリーの関連記事
「犬がよろける」カテゴリーの関連記事
「犬が仮病」カテゴリーの関連記事
「犬が仰向けになる」カテゴリーの関連記事
「犬のパンティング」カテゴリーの関連記事
「犬の健康寿命」カテゴリーの関連記事
「犬の健康維持」カテゴリーの関連記事
「犬の免疫力」カテゴリーの関連記事