犬がさんまを食べて大丈夫?

公開日:2022/08/12 / 最終更新日:2025/04/21
犬はさんまを食べても大丈夫
さんまは
タンパク質や
オメガ3脂肪酸のEPA・DHA、
ビタミンD、ビタミン12を多く含み、
犬が食べても
大丈夫な食材です。
EPAは血液をサラサラに、
DHAは脳の働きをサポートしてくれる
効果があります。
ビタミンDは
カルシウムの吸収を助ける
重要なビタミンで、
骨粗しょう症や
骨折予防につながります。
ビタミンB12は
貧血や認知症を予防する
効果が期待できます。
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クリルオイルのEPA・DHAは吸収率が良く、
リン脂質結合型オメガ3脂肪酸のなので、
血液脳関門を通り抜けられます。
リン脂質は乳化剤(石鹸のような働き)として
オイルの吸収を促すため
体内への吸収率が良いのです。
※一般のEPA・DHAはトリグリセリド
(中性脂肪)という形で存在しています。
犬 猫 は亜麻仁油やエゴマ油など
αリノレン酸の分解酵素がなく
吸収が苦手と考えられていますが
クリルオイルは
ダイレクトにEPA・DHAを補給できるので
短期間で違いを
実感いただけることが多いようです。
<クリルオイル30粒>

犬にさんまを与える際の注意点
与え過ぎ
私たちより体が小さな犬は、
ちょっとした誤差が
肥満につながります。
与える量は
1日の最適カロリー量の
10%以内にして
あげてください。
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小骨
さんまには
細かい骨がたくさんあります。
人間であれば
骨があることを意識して
噛む回数を増やすことが
できますが、
犬は基本的に
丸呑みに近い食べ方をします。
「小骨に気をつけてね」
と言っても分からないので、
事前に目立つ骨は
取り除いてあげましょう。
また食べさせる前に
よく焼くか煮るかして、
さんまの身を
ほぐしてから
あげるようにするとよいでしょう。
骨が残っていると
犬が勢いよく食べている時に
口内を傷つけてしまったり、
胃腸に負担をかけてしまったり
する可能性があります。

アレルギー
犬によっては
青魚にアレルギー反応を示す
ことがあります。
食物アレルギーは
原因となる食物を
取り除くことで
発症を防ぐことができます。
初めてさんまを
食べさせる時は少量にし、
以下の症状がでないか
注意してあげましょう。
- 下痢や軟便
- 嘔吐
- 発熱
- 元気がない
- 皮膚のかゆみ
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ヒスタミン食中毒
ヒスタミン食中毒は、
ヒスタミンという物質を
含有している魚を
摂取することによって
発症する中毒です。
魚がもともと持っている
ヒスチジンという物質が、
細菌の持つ
脱炭酸酵素の働きよって
魚肉内でヒスタミンを生成します。
魚を常温で放置することによって
細菌が増殖するので、
必然的にヒスタミンの生成量も
多くなり中毒を起こす
確率が高くなります。
ヒスタミンは
熱にとても強いため
一度ヒスタミンが生成されてしまうと
熱処理による分解は
困難になります。
予防策として
新鮮な魚を購入することを心掛け、
常温の状態で放置などしない
ようにしましょう。
ヒスタミン食中毒になると
摂取後2~3時間で
以下のような症状が出ると
言われています。
- 下痢
- 嘔吐
- 舌や顔の腫れ
- 蕁麻疹
- めまい
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アニサキス寄生虫
アニサキスは
寄生虫(線虫)の一種で、
サバやイワシ、カツオ、
鮭、イカ、サンマ、アジなどの
魚介類の内臓に寄生します。
鮮度が落ちると
内臓から筋肉に移動し、
生の状態で食べることで、
アニサキス寄生虫が
胃壁や腸壁に刺入して
食中毒(アニサキス症)を
引き起こします。
人間だと嘔吐や激しい痛みを伴い、
犬や猫にも同様の症状を起こす
可能性があります。
アニサキスは
熱に弱いので、
煮たり焼いたりすれば
ほぼ死滅すると
考えて大丈夫です。
また、人間であれば
お刺身を食べる時に
よく噛むことで、
生きたアニサキスが
体内に入ることを防ぐことができます。
しかし犬によく噛ませるのは
難しいので、
あらかじめ小さく切って
与えてあげるとよいでしょう。

まとめ
- 皮膚や被毛の健康状態を保つ
- 老化や免疫力の低下を防ぐなどの効果が期待できる
- 食中毒を起こすヒスタミンは熱に強いので、新鮮な魚を選ぶ
- アニサキスは熱に弱いので、必ず加熱したものを食べさせる
- 小骨を取り除き、細かくほぐしてから与える
さんまは、
抗酸化作用のある
DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸や、
ビタミン、ミネラルが
豊富に含まれており、
適切な食べ方をすれば
犬の健康をサポートしてくれる魚です。
あげる前に火を通す、
骨を取り除くなど
安全には十分配慮して
あげるようにしてください。
さんまを選ぶ時は
背中が青黒く光り、
全体の身が締まって
ハリのあるものを
選ぶとよいそうです。
脂肪分も多いので
日常的に犬に与えると
肥満の原因になるかもしれません。
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