犬がうなぎ(白焼き)を食べても大丈夫?
公開日:2022/06/08 / 最終更新日:2023/05/29
うなぎの適切な与え方
湯がいて下処理
蒲焼き、白焼きに関わらず、
犬に与える際は水で洗うか、
さっと湯がいて、
表面についた余分な塩分・糖分を
取り除いてから
与えることをおすすめします。
量としては一切れ、
二切れ程度にしましょう。
目立つ骨は抜いて
うなぎの小骨は基本的に
そのままでも大丈夫ですが、
老犬や小型犬の場合は、
目立つ骨を抜いて、
身をほぐしたりしてから
あげると良いでしょう。
うなぎに含まれる主な栄養素
ビタミンA(レチノール)
うなぎは魚類の中でも
多くビタミンAを含んでいる
食べ物として有名です。
ビタミンAは「目のビタミン」とも言われ、
白内障の予防や
角膜の健康維持に重要です。
また、皮膚や被毛の健康状態を保つ
効果もあります。
ビタミンB
疲労回復を早め、
脳の働きを活発にする
効果が認められています。
また、代謝を促す作用もあるため
肥満防止にもつながります。
ビタミンD
カルシウムの吸収を助ける
重要なビタミンです。
犬にとってカルシウムを
効率よく吸収することは
骨粗しょう症や
骨折予防につながります。
ビタミンE
抗酸化作用があります。
過剰な活性酵素を除去することで
老化や免疫力の低下を防ぐ
働きがあります。
DHA・EPA
網膜や神経組織の発達に良いとされる
- 「DHA(ドコサヘキサエン酸)」
- 「EPA(エイコサペンタエン酸)」
も豊富です。
また、EPAは
血液の流れを良くするため、
腎不全などの腎臓病の軽減につながると
考えられています。
うなぎを与える際の注意点
生のうなぎはNG
うなぎの血液に含まれる
「イクチオヘモトキシン」という成分が
中毒症状を引き起こします。
加熱することで無毒化されるため、
必ず火を通してから
与えるようにしましょう。
アレルギーに注意
初めて与える時は
少しの量にして、
以下の症状がないか
様子を観察しましょう。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚の痒み
- 体の震え
- 元気がない
上記のような症状があれば、
すぐにかかりつけの獣医師に
相談しましょう。
その際に、どの程度の量を
どのような調理法で与えたか、
詳しく説明することが大切です。
与え過ぎは肥満の原因に
うなぎは栄養価が高い反面、
脂質を多く含みます。
多量にうなぎを摂取すると
肥満の原因になり、
健康にさまざまな悪影響が出ます。
うなぎを使った犬用おやつ
- 「健康に良いうなぎを手軽に愛犬に食べさせたい!」
- 「土用の丑の日に一緒にうなぎを楽しみたい!」
そんなときは
うなぎを使った
犬用おやつがオススメです。
犬が食べやすい形・味になっていますので
安心して食べさせて
あげることができます。
まとめ
- うなぎの表面をさっと水で洗うか、湯がいてから与えましょう
- 一切れ、二切れ程度で十分
- 子犬・老犬の場合は目立つ骨を取り除きましょう
- 生で与えるのはNG
- 与え過ぎは肥満の原因に
糖分や塩分には注意が必要ですが、
犬にとってうなぎは
健康に良い食品です。
土用の丑の日はぜひ
家族全員でうなぎを楽しんでみてください。
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