子犬にシャンプー!いつから?頻度や温度って?

公開日:2025/01/21 / 最終更新日:2025/01/21
子犬にシャンプーは必要?
子犬の体を洗わずにいると
体臭や皮脂、
汚れなどが目立ち、
皮膚炎や
フケの原因になります。
清潔を保つためにも、
定期的に
シャンプーをしてあげる
必要があります。
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子犬のシャンプーはいつから始める?
子犬のシャンプーは、
トリミングサロンの場合、
すべての
ワクチンプログラム終了後、
2週間~1カ月後に
シャンプーができます。
免疫力や抗体ができていない状態で
多数の犬がいる環境に
連れて行くのは危険です。
また、
子犬は体調の変化も多く、
体力も充分でないため
体に負担がかかります。
シャンプーが
できるようになるまでは、
ブラッシングや爪切りなど、
簡単なお手入れをして
清潔を保ちましょう。
やむなく
おうちで子犬をシャンプーをする場合は、
少なくともワクチンが
1回終わってからにしましょう。
おうちでも
トリミングサロンでも、
初めて
子犬をシャンプーをする場合は、
念のため
獣医師に確認してください。
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子犬のシャンプーの温度
子犬は
成犬よりも体温が高めです。
また、
子犬は体温が上がりやすいため、
人が少しぬるいと感じる
37度前後が良いでしょう。
子犬のシャンプーの頻度
基本的に
成犬のシャンプーは
月1回が目安とされています。
子犬も同様で
シャンプーは
月1回が目安ですが、
ワクチン接種が
すべて終わってからとなります。
子犬のシャンプー料金の目安
子犬のシャンプー料金は
犬種によって異なります。
子犬は
体が小さいため、
ほとんどのお店で
子犬割引があると思います。
詳しくは
お近くのトリミングサロンで
ご確認ください。

子犬のシャンプーの注意点
子犬にとって、
すべてが初めてです。
いきなり
シャンプーをするのではなく、
少しずつ
慣らしていくことが大切です。
まずは
シャンプーをする前に、
日々のブラッシングなどで
体に触れられることを
慣らしていきましょう。
シャワーの音や
ドライヤーの音を聞かせたり、
お風呂場へ連れていき、
環境を知っておくことも
大切です。

犬種別の子犬のシャンプーの注意点
ダブルコート犬種
「柴犬」や「秋田犬」「コーギー」など
毛が密な
ダブルコートの子は、
シャンプー剤が
皮膚に浸透するよう、
しっかり地肌まで濡らしてから
シャンプーを付けて
洗うようにしましょう。
短毛種
「チワワ」「ダックスフンド」など
短毛種の場合は、
乾かしづらい指の間、
鼻周りなどを
しっかり拭いておくことにより、
乾燥が早くなります。
長毛種
「トイプードル」「ヨークシャーテリア」
「マルチーズ」「ミニチュアシュナウザー」などの
長毛種は子犬の場合、
特に毛が細く柔らかいため、
しっかり乾かさないと
毛もつれや
毛玉の原因になります。
スリッカーブラシを使って
ドライヤーで当てながら
乾かしたあと、
コームで毛が絡まっていないか
確認するようにしてください。そのまま自然乾燥させてしまったり、手で乾かしたりすると毛玉の原因になります。
短頭種
「パグ」「フレブル」「ボストンテリア」など
短頭種の場合、
他の犬種よりも
鼻が低いため
水を嫌がりやすい
傾向にあります。
シャワーを嫌がる場合は、
スポンジを使って
優しく濡らしてあげるように
してください。

子犬が嫌がらないシャンプーのやり方
準備するもの
- スリッカーブラシ
- コーム(くし)
- 子犬用シャンプー・リンス
- タオル
シャンプーのやり方
- ブラッシングで準備
- シャワーで体を濡らす
- 顔を濡らす
- シャンプーで体を洗う
- 顔を上向きにして洗う
- リンスも同様に行う
- シャンプーを洗い流す
- タオルで水分を拭き取る
- 毛を乾かす(ブロー)
1、ブラッシングで準備
シャンプーをする前に、
ブラッシングで毛のもつれや
汚れを落としましょう。
これにより、
皮膚にシャンプーが
浸透しやすくなります。
2、シャワーで体を濡らす
シャワーで
体全体を濡らしていきます。
最適な温度は37度前後
子犬は
成犬よりも体温が高めです。
しかし
シンクの中は熱がこもりやすく、
子犬は
体温も上がりやすいため、
人が少しぬるいと感じる
37度前後が良いでしょう。
シャワーは
子犬にはまだ慣れないことなので、
短時間で終わらせてあげるように
してください。
季節や犬種によっても
温度調整が必要です。
1ー2、上手な体の濡らし方
シャワーヘッドを
犬の体に当てながら
部分ごとに濡らしていきます。
いきなり
心臓の近くや顔から
シャワーヘッドをあてると
体がびっくりしてしまいます。
心臓から遠い
お尻をスタートに、
少しずつ
移動させて濡らしていきましょう。
順番は、
お尻~尻尾~背中~体~胸~四肢~顔が
一般的です。
One Point!
子犬の場合、
シャワーの音や
水圧が怖くて
嫌がることがあります。
その場合は
風呂桶などを使用して
手でお湯をかけて
体を濡らしてあげると
良いでしょう。
3、顔を濡らす
顔周りは
嫌がる犬が多いので、
スポンジにお湯を含ませ
絞りながら
濡らしてあげましょう。
目やになどが
固まって付いている場合、
しっかりと濡らして
ふやかしておくと
目やにがシャンプーの時に
取れやすくなります。

4、シャンプーで体を洗う
最初に、
シャンプー剤を
洗面桶の中で泡立てます。
きめ細やかに
泡立てることで、
泡が汚れを吸着し
汚れが浮き上がりやすくなります。
スポンジを使用し
洗面桶の中で
しっかりと泡立てましょう。
次に、
泡を体全体に付けていきます。
指を軽く立てて
地肌をマッサージするように
洗っていきます。
足の指の間、
脇、足の内股、
陰部や肛門周りなどは
汚れやすいため、
重点的に洗いましょう。
5、顔を上向きにして洗う
できるだけ
鼻に入らないよう
顔を上向きにして洗います。
耳は
特に脂っぽい部分なので、
しっかりと
洗いましょう。
固まった目やにを
ふやかしながら洗う場合、
コーム(くし)を使って
目頭から鼻先にむかって
とかしながら、
目やにを取っていきます。
目に
シャンプーが入らないように
注意しましょう。
6、リンスも同様に
リンスは
洗面桶の中でお湯によく溶かし、
体にゆっくりとかけて
浸透させていきます。
リンスの場合は、
顔はつけなくて良いです。
全体にかけたら、
指の腹でゆっくりと
体をマッサージするように、
リンスをしっかりと
浸透させます。
全体に行き渡ったら、
シャワーで洗い流しましょう。
One Point!
子犬の場合、
体力も少ないため
短時間で終わらせてあげることが
大切です。
リンスは指通りを
良くするためのものなので、
しなくても良いです。
または、
リンスインシャンプーで
時間短縮をするのも
一つの方法です。
7、シャンプーを洗い流す
濡らしていった
順番とは逆に、
顔から流していきます。
順番は、
顔~耳~胸~背中~体~四肢~尻尾です。
体の高い位置から
毛並みに沿って
流していきます。
顔は上に向けて
鼻にお湯が入らないように
流してあげてください。
濡らすときと同様に、
シャワーを嫌がる場合は
風呂桶を使ったり、
顔周りは
スポンジにお湯を含ませたりして
シャンプーを流していきます。
One Point!
目の周りはよく流す
顔に残ったシャンプーは
しっかり流さないと、
目にシャンプーが染みて
赤くなったり、
目がしょぼしょぼと
開かなくなったりしてしまう
場合があります。
全身を流して
すすぎ終わった後、
もう一度、
目をすすぎ流し、
シャンプーの残りがないように
しましょう。

8、タオルで水分を拭き取る
タオルで
水分を拭き取る前に、
犬をブルブルさせて
水分を飛ばします。
ブルブルしない場合は、
耳に息を吹きかけてあげると
ブルブルしてくれます。
その後、
タオルで全身の水分を
拭いていきます。
8-1、短毛種の乾かし方
短毛種
チワワ、ダックスフンド、
フレンチブルドッグなどの場合、
乾かしづらい指の間、
鼻周りなどをしっかり拭いておくと
乾燥が早くなります。
吸収タオルを使えば
体の水分を吸収した後、
絞って
また拭くことができるため、
効率的に乾かすことができます。
長毛種の場合は、
水分を拭き取りすぎてしまい、
毛がクルクルになるため、
あまりオススメできません。
8-2、長毛種の乾かし方
長毛種
プードル、マルチーズ、
ヨークシャテリアなどの場合、
ワシャワシャと
水分を拭き取ると
毛が絡まりやすくなります。
また、
自然乾燥してしまうと
毛がクルクルになり、
キレイに
乾かないことがあります。
タオルで軽く拭いた後、
体全体を
タオルで覆います。
次に、
乾かしたい部位の
タオルをめくって
乾かしていきます。
このとき、
他の部位は
タオルで覆ったままです。
9、毛を乾かす(ブロー)
シャンプーとブローは
セットです。
洗った後は
必ず行いましょう。
一般的な
乾かし方の順番は、
お腹~背中~体~四肢~顔~耳~尻尾です。
犬種(毛質)や犬の年齢、
体調などによって
順番は変わりますので、
乾かす際の
参考にしてください。
まずは
内臓を冷やさないように
お腹から
乾かしていきます。
特に
シニア犬や
子犬の場合は
お腹から乾かすようにして
あげてください。
ドライヤーを動かしたり
手で乾かしたりすると
根元からしっかり
乾かせないため、
スリッカーブラシを使用して
一カ所ずつ
乾かしてあげると良いでしょう。
トイプードルやマルチーズ、シーズー、
ミニチュアシュナウザーなどの
長毛種の犬種は、
毛がふわふわな
仕上がりになります。
One Point!
ドライヤーの風を
皮膚にしっかり当てながら、
毛の根元から
毛先に向かって乾かしていきます。
それにより、
半乾きや毛玉を予防できます。
近すぎると
ヤケドの原因になるので、
顔を乾かす時は
風量を弱めましょう。
また、
風を正面からではなく
後ろから当ててあげると
嫌がらないです。
全身乾かし終えたら、
冷風で乾かしましょう。
乾かし残しがないか
確認してみてください。
半乾きの場合、
皮膚炎や
ニオイの原因になります。
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子犬のシャンプーのよくある質問
子犬どこで洗うべき?
自宅で子犬のシャンプーを行う場合、
基本的には
お風呂場が良いでしょう。
小型犬で
体が小さい場合は
洗面台でもできますが、
嫌がったり暴れたりして
落下の危険があります。
濡れても大丈夫なリードを
蛇口につけておくなど、
しっかりと対策をした上で
実施しましょう。
なお、
洗面台で
シャンプーをする場合は、
シャワーヘッドの
取り外しができるタイプのほうが
流しやすいでしょう。
人用シャンプーでも良い?
犬のシャンプーをする際に
人間用のシャンプーは
使用しないでください。
子犬は
特にお肌が弱いため、
子犬用シャンプーか
低刺激のシャンプーで
洗いましょう。

まとめ
- 子犬のシャンプーは
すべてのワクチンプログラム終了後、2週間~1カ月後に - やむなくお家でシャンプーをする場合は
少なくともワクチンが1回終わってから - まずは毎日のブラッシングで体に触れられることを慣らして
- 人用シャンプーはNG!
- 子犬は体力がないので短時間で終わらせて
シャンプーは
思っている以上に
子犬にとって負担のかかる作業です。
体調や気候など
考慮した上で行い、
終わったら
ご褒美をあげて
「シャンプーは楽しい、嬉しい」と
思えるようにしてあげてください。

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