初心者の犬の飼い方!迎え方や心構えって?

公開日:2025/01/20 / 最終更新日:2025/03/07
犬を迎える前に必要な心構え
お金と時間がかかる
犬を迎えると、
生活に大きな変化が起こります。
良いこともあれば、
負担になることもあるでしょう。
「犬を迎える」ということは、
それだけ
お金と時間がかかるということを
認識する必要があります。
楽しみも心配事も増える
犬が
家族の一員になれば、
家族の話題は増え、
自然と笑顔が増えます。
家で
お留守番させている時でも
- 「今どうしてるかな?」
- 「寂しい思いをしていないかな?」
- 「いたずらしてないかな?」
と気になるでしょう。
初めて犬を迎える人は、
しつけに苦心したり、
ちょっとした行動に
ハラハラしたりすることも
あるかもしれません。
それでも
何か成長が見られた時は
とっても嬉しくなりますし、
一緒に
できることが増えれば
遊びの幅が広がり、
お互い
楽しむことができます。
行動が制限される
最近は
ペットと泊まれる
宿泊施設や
観光施設も増えてきました。
とはいえ、
多くの施設は
犬同伴不可であることのほうが
多いのが現状です。
また、
車があれば、愛
犬と遠出の旅行もできます。
しかし、
海外旅行は
犬にとって負担が多いため、
頻繁に
海外旅行をする家庭では、
犬を迎えるべきかどうか
再検討しましょう。
終生飼養の責任が発生する
一時的な感情で、
犬について
何も知らないまま
衝動的に迎えるのは
やめましょう。
- 「ペット不可物件への引っ越し」
- 「こどもがアレルギー持ち」
- 「思っていた生活と異なる」
- 「急な入院」
などが原因で
愛犬を手放す人もいます。
終生飼養が一番ですが、
万が一
飼えなくなったときに、
代わりに面倒を見てくれる
家族がいるか、
引き取ってくれる人はいるかなど、
事前に
確認しておきましょう。
最期まで愛情を持って世話する
犬の平均寿命は
14年といわれています。
一般に
小型犬のほうが寿命が長く、
大型犬のほうが
短いといわれています。
きちんと
最期のときまで
愛情をもって
暮らすことができるか、
もう一度
よく考えましょう。
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犬の迎え方
保護犬を迎える
保護犬というと
雑種を思い浮かべる人も
多いと思いますが、
純血種の犬も多くいます。
保護犬を引き取る場合は、
直接都や市、
県のホームページから
近くの
動物愛護センターに行くか、
譲渡会を行っている
保護団体から
引き取る方法があります。
譲渡費用は基本的に
保護された時の治療費や食費、
新しい子を引き取るための軍資金、
団体としての活動費などとして、
数万円程度かかります。
「OMUSUBI」には、
新しい飼い主さんを待つ
保護犬や保護猫が
たくさんいるので、
ぜひ
保護犬から迎える選択を
考えてみてください。

ブリーダーから迎える
ブリーダーは
特定の犬種を
繁殖させているため、
繁殖させている犬種についての
知識も豊富で、
アフターフォローをしてくれることも
多いです。
しかし、
場所よっては
「パピーミル」と呼ばれる
悪質なブリーダーも存在します。
パピーミルとは
日本語で
「子犬工場」を指し、
飼育環境や衛生環境もひどく、
犬に対して
適切な配慮がされていません。
なかには
人気犬種を
大量に繁殖させ、
安く販売していることがあり、
遺伝病などの
恐れもあります。
ブリーダーを探すときは、
知人から
紹介してもらったり、
ブリーダーさんの対応の仕方、
実際に行ったときの
環境を見たりして、
慎重に選びましょう。
ブリーダーさんの施設で、
母犬を見せてもらえるかどうかも
大事なポイントです。
ペットショップ
ペットショップでは
人気の犬種が
多く扱われています。
性別や子犬の性格、
毛色などを
見比べて選ぶことは
難しいものの、
好きな犬種の子犬を
迎えることができます。
大型犬や
珍しい犬種の場合は
扱っていないショップもあるため、
事前に調べる必要があります。

犬と暮らすための費用
初期費用
地域や購入するグッズ、
迎え方によって
大きく異なりますが、
初期費用目安は
約6万円ほどかかります。
<初期費用内訳>
- グッズ代
約3万円~4万円(小型犬よりも大型犬のほうがやや高値) - 健康診断
約3000円 - 狂犬病予防注射
約3500円 - 混合ワクチン
約1万6000円(1年目は2~3回の接種が必要) - 畜犬登録
約3000円(地域によって異なる)
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毎年掛かる費用
初期費用だけでなく、
犬のお世話には
毎日費用が発生します。
年間に換算すると、
以下のような
費用が発生します。
- ドッグフード
3万6000円~7万2000円 - おやつ
1万2000円~2万4000円 - ペットシーツ
1万2000円~1万8000円 - おもちゃ
2万4000円~3万6000円 - シャンプーや消臭スプレー
5000円~7000円 - 狂犬病予防接種
約3500円 - 混合ワクチン
約8000円 - フィラリア予防
約1万円~1万3000円 - ノミ・ダニ予防
約1万2000円~1万5000円 - 健康診断 約4000円
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犬の食費
病気になれば
医療費が食費より高くなる
可能性もありますし
(保険に入っていなければ手術代で
数十万円かかるのは珍しい話ではありません)、
食事の見直しは
「病気になったから」ではなく
「病気にならないように」
していただきたいです。
値段も大事ですが
愛犬を第一に考えて、
若い時から健康的なごはんを
選ぶようにしてください。
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その他費用
<医療費>
ペットの思わぬケガや
病気での医療費は
高額になることが考えられます。
ペット用の
保険があるため、
事前にペット保険に入ることも
検討してみましょう。
<ケア費用>
トリミング犬種や、
手入れや衛生面から
カットが必要な犬種の場合は、
定期的に費用が掛かります。
<しつけ費用>
最近は
犬の保育園や幼稚園といった
しつけ教室が増えてきました。
子犬の頃から
基本的なことを学ばせる場合や、
問題行動のしつけなどを
相談する場合、
通う場合には
費用が掛かります。
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<避妊・去勢手術>
不妊手術は
望まない妊娠を防ぐというだけでなく、
生殖器系の病気の予防や、
性的欲求からくるストレスを
防止することができます。
性成熟すると
オスはマーキングや
マウンティングなどの行動が現れ、
メスはヒート(生理)の期間が長く
その間の外出や遊びを
制限されることになります。
繁殖を
考えていないのであれば、
不妊手術をすること
考えてみてください。
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法律で決められた飼い主の責任
犬を
家族に迎えるのであれば、
ある程度の法律については
知っておく必要があります。
国が定めた法律の中には、
動物愛護管理法というものが
存在するため、
その中の一部を紹介します。
終生飼養
命ある動物を飼うということは、
それだけで
責任が生じます。
途中で
「やめる」ことはできません。
愛情を持って
お世話しましょう。
畜犬登録
生後91日以上の
犬を飼い始めた人は、
30日以内に
犬の所在地の区市町村で
犬の登録を申請して
鑑札の交付を受ける必要があります。
犬が死亡した場合は、
死亡してから
30日以内に、
登録をしている区市町村で
「死亡届」を
提出しなければなりません。
基本的には、
死亡届と一緒に
鑑札や注射済票の返還が
必要になりますので
確認しておきましょう。
鑑札・注射済票の装着
畜犬登録時と
狂犬病予防接種後には、
鑑札と注射済票が
発行されます。
発行された鑑札は
必ず
犬の首輪に付けるか、
飼い主が携帯する
必要があります。
畜犬登録の鑑札は
一生涯に一回ですが、
引っ越しなど
所在地が変わる場合には
鑑札も変更します。
狂犬病予防接種は
毎年1回が
義務付けられており、
予防接種証明書を持って
その年の注射済票を
発行してもらう必要があります。
迷子札
万が一の時のことを考え、
迷子札を
装着しておきましょう。
鑑札や
注射済票を装着しておくことで
迷子札としての
役目も果たします。
狂犬病予防接種
狂犬病の予防接種は
法律で決められています。
狂犬病は、
発症すれば
致死率100%の恐ろしい病気です。
日本は
狂犬病の清浄国とされていますが、
一度でも
感染が認められれば、
その影響は
甚大なものになります。
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咬傷や吠えに関する事故
飼い犬が
他人を噛んでしまうと、
ほとんどの場合で
飼い主に責任が発生します。
たとえば
「家の庭で離していた犬が、
外から柵越しに手を入れてきた子どもに噛みついた」
という場合、
「勝手に手を入れてきた子どもが悪い」
ということにはなりません。
自由に離していた
飼い主の責任となってしまいます。
犬の吠え声に驚いて
自転車から倒れ
ケガしてしまった場合も、
飼い主の責任となる
場合があります。

犬を飼う際の飼育環境
ペット可物件に住む
第一に大切なことは、
飼育できる
住宅環境があるかどうかです。
マンション住まいの場合は
ペット可の賃貸で
不動産会社から
許可を得らえるかどうか、
一軒家の場合は
十分に世話ができるスペースが
あるかどうかを確認しましょう。
室内飼育か室外飼育か
現在では
室内で飼うのが一般的です。
それは、
マンション暮らしの人が
増えたこと、
温暖化の影響で
四季のある日本の温度変化に
適応できなくなったこと、
番犬ではなく
家族となったことが
大きく影響しています。
室内で飼うことで
愛犬との距離が近くなり、
健康管理も
しやすくなります。
また、
室外で飼うことは
それだけ
危険が伴うことでもあります。

犬を迎える準備
迎える犬の特性を理解する
事前に
犬種の特性や、
成犬になったときの大きさなどを
把握しておきましょう。
侵入・脱走対策を講じる
家の中のどの位置に
ケージを置くのかや、
犬に入られたくない場所や
危険なキッチン、
脱走防止のため玄関に
ゲートを設置するなど、
さまざまな対策が必要です。
家族内でルールを決める
しつけや
おやつをあげる量など、
家族で
ルールを決めておきましょう。
家族で
しつけ方が違えば
犬は混乱します。
家族がそれぞれ
おやつを与えたら、
知らないうちに
肥満になります。
そのため、
家族内でルールを決めておくことが
大切です。

犬を迎える際に必要なもの
犬が
家にきたその日から
必要になるものは、
あらかじめ
用意しておきましょう。

まとめ
- 犬と生活することは、楽しいことや幸せなことだけではない
- 犬を迎えることを決めたら、犬の生涯にかかる
費用や法律で定められた責任なども確認する必要がある - 犬を迎えたら「命」に対する責任を持ち、終生飼養を
「犬を飼う」ということは、
たくさんの責任が発生するものです。
- 「子どもが飼いたいと言ったから」
- 「ペットショップで見ていて一目ぼれ」
など、
安易な気持ちで
迎えてはいけません。
迎えてから気が付く
困ったことや疑問などは
一人で抱えず、
専門のトレーナーや
かかりつけの動物病院で
相談することも大切です。
飼い主さんも愛犬も、
お互いが楽しく暮らせるように
心掛けましょう。

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